続・ホテルリニューアルに向けて
当ブログをご覧頂きありがとうございます!
建築事業部 木工室の大木です。
では、前回に引き続き蓼科親湯温泉 様
リニューアル情報をお届けしていきたいと思います!
今回私は、蓼科親湯温泉 様の「山月亭」にて、建具の取り付けを行なって参りました。
建具の制作も微力ながらにお手伝いさせて頂いてまして、
いよいよ取り付けということで緊張します。
ところで、
建具の取り付けを行なっている光景を目にする機会ってなかなか無いですよね?
実際どの様にやっているの? と思う方に!
ほんの一部ではありますが
建具の取り付けについてご紹介させていただきます。
建具の取り付けは、現場の状況に臨機応変に合わせていくために、
最後の調整加工は現場にて行います。
・加工前
・加工後
上の2つの画像を見て頂くと分かると思いますが、
障子の框 (読み:かまち/意味:戸・障子などの周囲の枠)の部分を、
鋸 (ノコギリ)や 鉋 (カンナ) を使用し、
鴨居(引き戸・障子などを立てる、出入り口などの上の溝のある横木)に
障子が綺麗に納まるよう調整しながら行なっております。
納まった建具がこちらになります。
すごく綺麗ですよね!!
修行の身ではありますが、この建具製作をお手伝いさせていただいている身として
こうやって取り付けられると嬉しくて…。
とてもシックな印象になり落ち着く空間に仕上がっております。
この組子は、
薄く削った木を様々パーツを組み合わせて模様になるように
手で一つ一つ組み立てています。
これが実際の組子を組んでいる時の様子になります↓↓↓
名称「麻の葉」
パズルや模型を組み上げていくように、丁寧に、慎重に。
先輩と集中しながら気持ちを込めて作り込んで行きます。
組み方によって様々な模様に変化する組子!!
模様のデザインはなんと200種類以上
あると言われています。もっと勉強しなくては…。
リニューアルオープンまで残り約1カ月、
訪れたお客様にとって「良い思い出になるホテル」を目指し、
私に出来る事を、精一杯頑張っていきます!!
建築事業部木工室
大木